概要

このアプリは、指定したディレクトリ構造をツリー表示し、それをJSON形式に変換・保存・読込ができるGUIアプリケーションです。 Tkinterを使用してPythonで実装されています。

主な機能

• ディレクトリ選択ダイアログから任意のフォルダを選択
• ツリー構造でディレクトリ・ファイルを表示（説明付き）
• 説明文（description）を各ノードに編集・保存可能（右クリックで編集）
• 除外 と説明が付けられたディレクトリは、JSONへの変換時にスキップ
• JSONファイルとして保存／既存JSONファイルの読込
• 読込後、実ディレクトリ構造と差分比較し、追加・削除の通知を表示
• JSONビューアでリアルタイムに変換結果を表示
• 更新ボタンで差分を再チェック・マージが可能

技術的ポイント

• GUI: Tkinter + ttk Treeview + Textウィジェット
• ディレクトリ探索: os.walk による階層走査
• 差分検出: JSON構造と実ディレクトリ構造の再スキャン結果を比較
• 自動除外ディレクトリ: venv, __pycache__, .git など
• ノード数が50以上のディレクトリは 除外 説明を自動付与（再編集可）
• 説明が 除外 → JSON変換時にその子ノードをスキップ
• ユーザーによる更新制御を優先し、常時監視は未実装

コーディング上の工夫

• simpledialog.askstring() で編集対象の既存説明を初期表示
• JSON構造は辞書型で保持し、必要に応じて再構築・表示更新
• 更新時の差分比較では、追加・削除・説明の変更を検出
• 差分がある場合のみ messagebox.showinfo() による通知を表示

使用例と対象者

• ロトくじ自動スクレイピング環境やプロジェクト構成の可視化
• 開発者間でディレクトリ構造と付帯情報を共有したい場面
• 複雑なプロジェクトフォルダに対しての構成管理や説明補助

今後の拡張案

• 除外ディレクトリのオンオフ切替機能（チェックボックス化）
• JSONの保存時にバックアップファイルを自動生成
• マルチ選択による一括説明付与
• 検索バーによるノード名フィルタリング